フェレットとの、ゆるふわ闘病生活:上
るぅが病気になった。
この話は、まだ途中です。
るぅの病気は治っていないし、るぅは生きています。
こむぎ君のワクチン接種(2016/7/9)
2匹とも、ジステンバーワクチンの接種を定期的に行っています。
1年に1回でいいのですが、分量を半分にしてもらって、半年に一回接種しています。
こむぎとるぅの接種タイミングが3か月ずれているので、結果的に年に4回は、動物病院に足を運んでいます。
この日はこむぎのワクチンのタイミングだったのですが、るぅも健康診断のために連れていくことにしました。
理由は、るぅにちょっとした異変を感じていたからです。
- 数か月前から、下半身だけが太った(張っている)感じがしていた
- 左わき腹に、右側にはないしこりのようなものがある気がする
特にしこりが気になったので、動物病院で相談することにしました。
るぅ、副腎腫瘍の疑い(2016/7/9)
通っている動物病院で、まず触診を試してもらったところ、「しこりがある」と先生。
詳しく調べるためには、エコーと、レントゲンが必要とのこと。
費用がかかりますが……と言われましたが、調べてもらわなきゃどうにもならない!ということで依頼。
1時間程度時間を置いて、エコーとレントゲンの写真を先生が見せてくれました。
やはり、左半身に「なんらかの腫瘍のようなもの」があるということでした。サイズは6センチくらい。
位置としては、副腎の可能性が高いそうです。
もし副腎の腫瘍の場合は、他の臓器や血管にあまり接していなければ、外科手術で摘出することが一般的と教えていただきました。
ただ、症状の特定および処置には、専門の先生に診てもらったほうがいいだろうと、フェレットに詳しい動物病院を紹介してもらいました。すぐ、翌週に予約をいれました。
また同時に、外部の機関に、血液検査の依頼も行いました。(このとき、血液をもとに何を検査するのかあまりわかってなかった)
この日はもろもろで、4万円くらいかかってびっくりしました。
血液検査の結果:副腎じゃなさそう(2016/6/16)
専門の病院に行く前日、血液検査の結果が出ました。
副腎の値をみると、正常値だったので、この腫瘍は副腎にできているものではなさそう…ということだけがわかりました。
よかったのか、よくなかったのかわかりませんが、ひとまず結果の診断書と、エコーやレントゲンの写真を受け取って帰宅。
腫瘍の切除を行う場合、全身麻酔になるということだったので、それに耐えうる健康状態であるかを血液検査で判断するらしく、今回の検査ではそのあたりまでわかったうえで、次の病院に行けるのかなと思っていたのですが、ちょっと勘違いをしていました。
専門の病院に行っても、もしかして改めて血液検査をすることになって、また1週間くらいその結果を待ってから…とか、どんどん遅くなっちゃうのかな、と少し不安になりました。
専門の病院で、るぅの腫瘍は「リンパ腫瘍」とわかる(2016/6/17)
前の病院でもらった、エコーとレントゲンの写真などを持参して来院。
前日からるぅがおしっこをしたい素振りそしながらも、出ていない状況を確認していたので、気持ちは焦っていました。
院長先生に、触診してもらうと、「左半身の大きなしこり以外にも、何か所か、あるね」と言われ、焦りが増していきました。
残念ながら持参した資料は画像が不鮮明で(いい機械じゃなかったのかもしれない)、この資料だけでは特定が難しいとのこと。
改めて、エコーとレントゲンを行うことに。
エコーは診察室で一緒に見せてもらいましたが、前の病院とはけた違いに鮮明な画像で、あ、ここに何かある。ということがすぐわかるものでした。
診察結果は、「リンパ腫瘍」が可能性として高いというもの。
おまたのあたりに、2つのかたまり、首のうしろ(心臓の近く)にも1つ、そして、左半身のおおきいもの。
また、この左半身のものに関しては、「水分がたまっているもののよう」ということでした。
尿が出ていないのは、このかたまりが膀胱や尿道を圧迫していることが影響している可能性がありそうでした。
このまま放っておけば、排泄ができないために毒素がたまったり、ためている部分が破裂して死んでしまうか、リンパの腫瘍が大きくなって、食道や気管を圧迫して、食欲不振や呼吸の要因で死んでしまうだろうと。
この日の先生からの提案は、主に以下でした。
- 取り急ぎの処置として、このたまっている水のようなものを、注射器で抜いてはどうか(おしっこが出るようになるかもしれない)
- リンパ腫であるか、正確に特定して治療計画を立てるには、腫瘍の一部を切り出すことが必要で、その際は、全身麻酔をかける必要がある(かつ、この検査結果は1週間以上待たないとわからない)
- 排泄部分に関しては、現在の状況把握のために、投影の検査が可能
費用も時間も負担もかかる判断になるので、可能であれば今日は話を持ち帰って、明日また来てほしいとのことだったので、その通り、翌日の予約を取って家に帰りました。
るぅは、死んじゃうんだろうかと考えると、すごく悲しい
先生は、これだけ体中に腫瘍が広がっていて、しかも大きくなっていて、排泄にも影響が出ているこの状況であれば、数日のうちにどうなっていてもおかしくなかったと教えてくれました。
3か月とか、半年近く前から始まっていたことではないかという推測でした。
るぅが、そんなに悪くなっていたとは思いもせず、その日も食事はもりもり食べていて、でもちょっと前ほどは走り回らなくなっていて。
このまま死んじゃうんだろうか、と思いを巡らせたら、すごく悲しい気持ちになって、ぴーぴー泣いてしまいました。
でも妙に冷静になる部分もあって、おしっこでなくて死ぬとか、女の子なのに恥ずかしいんじゃないか。
私だったら嫌だな。
そんな理由で死なせるのは、るぅのプライドが傷つくんじゃないかな、とか考えていました。
長期的な治療をどうするかの前に、この時はとにかく、おしっこ出るようにしてあげたい、という気持ちが強かったです。
るぅ、投影と水抜きをする(2016/7/18)
昨日のうちに説明を受けていたのですが、この日は院長先生から案件を引き継いだ別の先生が診察を担当してくれました。
便と尿の投影をそれぞれ勧められていたのですが、便は今出ているし、尿は出ていないし、「出るか出ないかをチェックする投影」については、正直あまりやる意味を見出せませんでした。
でも、問診の結果で処置するのは…ということなのかな…とにかく、尿については緊急性があったので、投影で調べてもらうことに。
あと、たまっている水のような何か、を抜いてもらうようお願いしました。
この日、全身麻酔を行ってのリンパ腫瘍の摘出は断りました。
午前中にるぅを預けて、また夕方ごろのお迎えに。
書き疲れてしまった。続く。