フェレットとの、ゆるふわ闘病生活:下
続きです!
投影、水抜き後のこと(2016/7/18)
バリウムみたいなのを飲ませて、その流れがどうなっているのかを確認する尿道の投影結果。
映像を見せてもらうと、完全にせき止められているわけではないけれど、すごく尿の流れは細々してしまっているとのこと。
水抜きについては、特に麻酔などなく、注射での吸引でした。
なんか、濁った液体がどんどん取られていく。
取った液体を、先生が顕微鏡で見てくれました。これ自体も、悪性のリンパ腫の影響の可能性が高いとのこと。
これからの方針についての説明と確認(2016/7/18)
- リンパ腫である可能性が高いが、抗がん剤治療をするかどうか
- リンパ腫にはB型とT型?の2種類があり、それぞれ高分化と低分化の状態がある。つまり全4パターン
- BでもTでも、低分化の場合は、抗がん剤は効きやすい。一方、高分化であると厳しい
- 今取ったリンパ腫の細胞で、低分化か高分化かは調べることができる
大体このような説明でした。
とりあえず、低分化なのかどうかは、調べてはもらうことに。結果が出るまで1週間はかかるとのこと。
翌週までは、ステロイドと、その副作用を抑える肝臓のお薬、血を抜いた部分から感染しないように抗生物質、この3種類のお薬を飲ませるようにと処方され終了。
お薬を飲み始めたるぅ(2016/7/19)
水抜きをした日から、るぅは少量ながらおしっこをすることができるようになりました!
ほんとにほんとによかった。うんちも、おしっこも、少しずつだけどできている。よかった。
ただ、急にしたくなるのか、間に合わないのか、トイレではしてくれなくなってきました。
ケージ内でも外でも、トイレとは違う場所で、突然おしっこをしています。
キレも悪いのか、すぐはいつくばってしまうからなのか、おもらしなのか、おまたはいつもびしょびしょです。かわいそう。
お薬は少し嫌がりつつも、朝晩しかっかり飲んでくれてよかったです。
えらい!
経過の検診(2016/7/24)
根本原因になってるリンパ腫は、良くも悪くもなってませんでした。
ただ、血液検査をしたら、腎臓の数値が正常値に近づいていたとのこと!
リンパ腫の細胞の検査結果はまだ出ていなかったので、お薬を継続して処方してもらってこの日は終了。
細胞検査の結果の電話が来る(2016/7/28)
動物病院から電話で、るぅの腫瘍が「低分化」のタイプであった結果をお知らせいただきました。
つまり、抗がん剤は効きやすい状態とのこと。まずは喜べる。やったぜ!
るぅは今日も、食欲はある。ただ、あんまり動き回ることはなくて、すぐ床にはいつくばってしまう。
でも、私がソファに座ると、足元まで来てくれて、膝の上に乗ろうとしてくれる。
かわいい。でも、お腹がパンパンに張っていてつらそう。
るぅ、抗がん剤を打つ(2016/7/31)
通院。1週間で、るぅは100gも体重が減ってしまった。
もともと小さいのに、ほんとに抱っこすると骨の形ばかりが伝わってきて、つらい。
あと、腫瘍は大きくなってしまっていました。つらい。
副作用や、るぅの現在の健康状態について先生とじっくり確認をして、るぅは、1度抗がん剤を投与してもらうことに。
大丈夫かな、心配だな、頑張ってくれるかな、すこしでも楽になってくれるといいな。
るぅが、元気に走り回ってる…!(2016/8/3)
昨日から、るぅが明らかに元気!
走るなんて行動、もうしばらく見てなかった気がするけれど、お部屋をとことこ走り回ってる。
いたずらもずっとしてなかったのに、机の上にあるものを下に落とそうと狙ってみたり、かつてのるぅみたい!
リンパ腫があるところも触診してみると、明らかに小さくなってる。
外から見た感じも、あんなにパンパンだったお腹がしぼんできていて、打った抗がん剤がすごく効いてる感じがしました。
でも、ぬかよろこびになるかもしれないし、喜びすぎちゃだめだ、と言い聞かせつつ、でもそれでもやっぱり、今目の前で元気なるぅを見られていることがすごくうれしくて、嬉しかった。
容体の急変(2016/8/4)
出勤前、昨日みたいなテンションじゃないるぅ。急に遊んで疲れちゃったのかな。
眠いだけかな。でも、元気がない。
夜、帰ってみたら、るぅがぐったりしている。
ご飯もあまり食べない。バイトも、おやつのパパイヤも食べない。
下半身がよたよたすぎて、常に這いつくばってる。
明らかに変。
身体が自分の排せつ物で汚れちゃってたから、ささっとお風呂にいれて、きれいに。
お部屋に戻ってからも、常にどこかの隙間に顔をつっこんで隠そうとする。
つらいのを隠そうとしてるみたい。るぅは強がりです。
ハンモックに移動させてあげても、呼吸が乱れている様子。
これは、いよいよなのかもしれない。
覚悟が必要かもしれない。
しばらく、ただじっとるぅの呼吸の乱れを見つめていましたが、だんだん落ち着いてきたので、私も少し安心して、眠ってしまいました。
天使になったるぅ(2016/8/5)
朝、いつも起きるより早くに、急激にお腹が痛くなって目覚めました。
るぅのハンモックを覗くと、
こむぎと寄り添って、眠っているみたいに見えました。
でも、触れる前から、「あ」という気がしていて、
恐る恐る触れたら、いつもみたいなあたたかさがありませんでした。
それでもこむぎが寄り添っていたからなのか、今しがたのことだったのか、つめたい、というほどではなくて、
目は薄く開いていたけど、眠っているときの姿勢で、るぅは、永眠していました。
さみしい気持ちがすごくあって、看取れなかった悔しさもあって、でも、楽になったであろうるぅを見ると、「頑張ったね」「お疲れさま」という思いが一番強かった気がします。
苦しいのが終わってよかった。
2歳11か月なんて短すぎたけど、ちょっとでも楽しい思い出がある生涯になったかな。
なついてくれる動物と過ごすのは初めてで、失ってしまったとき、命のこととか、考えさせられました。
親族の死別も経験していますが、ペットとの死別は、また少し違った複雑な思いがありますね。
闘病生活は、期間としてはあっけなく、終わってしまいました。
残されたこむぎがさみしくないように、これからますます、いっぱい可愛がってあげようと思います。
るぅ、天国で楽しくすごしてね、偉かったね、ありがとね!
生前の、仲良く眠るふたり!