20代の転職活動、終結。面接について思うこと
無職を終えて、3月からまた会社勤めをすることになりました。
わんばんこ、双葉です。
無職だった間のこととか、ここに至るまでの経緯とか、せっかくだから残しておきたいテーマはいろいろあるのですが、今ホットに書きたいことは「画一的な面接の形式を、もうちょっとなんとかしてほしいなあ」ということです。
結論から書くの苦手なんですが、頑張りますね。
こういう面接はどうか?という内容は、大きく分けて2つあります。
その1.自己紹介をやめて他己紹介にしよう
まず、「私すげーいいやつです!」って語るのもいいんですが、「こいつすげーいいですよ!」って推薦してもらう方が信憑性が出たりする部分もあるんじゃないでしょうか。
セカンドオピニオン的な。
私、中学でも高校でも生徒会長をやらせていただいているのですが、生徒会選挙なるものでは必ず「推薦人」を登壇させることが必要でした。(たしか2名)
政治の世界より学校社会の方がわかりやすいと思います。
私は必ず、「私の人間性が伝わる、仲の良い友達から1名」と「他学年に顔が利く、役職持ちから1名」という戦略をとっていました。(戦略なんて大げさなものじゃない)
前生徒会長とか、部活の部長とかにあたる先輩ですね。
私の話がイマイチ響かない相手でも、「あ、あいつがそう言うなら…」と思ってもらえるような人望のある人からの推薦ならば、聞くほうも聞きやすいんじゃないかと思います。
就職の面接であれば、「なんか立派そうな親」とか「先輩社員」とか。
転職よりも新卒の場合に特に有効そうですよね。
「バイトでこんなに頑張りましたエッヘン!」っていう本人の話より、「この子バイト先でめっちゃ頑張ってくれてましたよ」って店長に出てきてもらった方が伝わるんじゃないでしょうか?
もちろん推薦人は責任重大ですから、そういう場に立ってもらえるだけの関係が築けているかというところから別のハードルは始まっていると思います。
芸術や技術分野でいわゆる「客観視しやすい成果物」を提出できる人以外は、「なるほど納得推薦人」を用意する面接スタイルをここに提案します。
その2.こんなことができます!を辞めて、こんな私ですが何かできますか?にしよう
御社で営業としてバリバリ契約取ります!
とか
ゆくゆくは上にのぼりつめて新規事業をうんぬん!
とか
本当にこれがやりたい!!!
仕事を通した自分の展望はこうだッ!!!!
っていう意志や方向性がガッチリ固まっている人は従来の面接スタイルでいいと思うのですが、たぶんそんな人ばっかりじゃないですよね?
私はそういうタイプじゃありませんでした。
自分で「この服可愛い!私に似合うであろう!買う!」と決断した服よりも、「あなたにはこれが似合いますよ」と人に勧めてもらって購入した服の方が、断然褒められ率が高いです。
そうです、誰しも自分で自分の適性が、ぴったりわかっているわけでもないのです。
人事のひとって、基本的には「人を見る目がある人」ですよね?
で、会社のこともよく知っているし、どんな人がどんな場所で活躍しているかも知っていますよね?
そしたら、やりたいこととか展望がはっきりしてなくたって、「できそうだな」っていう適性を企業側が見出すための面接スタイルを取ってくれてもいいんじゃないでしょうか!?
かくいう私もこの転職活動、正直職種は何でもよかったんです。
けれど経験としては営業職がメインだったので、過去の経験を活かしてやれそうです~と面接では伝えてきました。
けどでも、「ほんとに営業やりたいんですか?」「なんで営業やりたいんですか?」みたいなことを突っ込まれる度、「いやできるだろうってだけでやりたいわけではないです」「やってたことあるから即戦力としては手っ取り早いかと思って」程度しか本心にはなく、「私がやりたいかどうかじゃなくて、できそうかどうかで判断してくれないかなあ」と考えていました。
「営業職に応募してきたから、営業としての適性を見る」というところに注力するのは当たり前とも言えますが、「こいつ気づいてないみたいだけど、うちの会社ならこっちの職種の方が適性あるんじゃないか?」って観点から見てもらえると、また違った相手の魅力が引き出せるんじゃないかと思うのです。
ちょっと上手く言葉にできていないのですが、一定の段階までは企業理解をもとにしたアピールも大事なんでしょうけど、どこかの線引きで、もっと企業側は応募者のポテンシャルとか性格とか本質とかそういうところに着目してほしいなと思うわけです。
私がすごく素直に「御社で働きたい」ことを伝えるとすると
- 働かないと死ぬので働きたい(お金のため)
- 雇われない生き方も考えたけど、すぐに生計は成り立たなさそうなのでひとまず企業に勤めたい
- 御社がいいのは「なんとなくいいと思った」から
- 「なんとなくいい」と思う要素は細かいものが積もり積もっている
- 企業理念や社風や待遇など総合的な点数が、自分の中の基準値に満ちたため
- 職種にこだわりはない
- 成果が出て、必要とされることに一番やりがいや面白さを感じるので、御社がここでこいつは使えそうだというポジションに配置してほしい
こんな感じでしょうか。
書くとすごく浅はかですね!
それなりの経歴や自己PRもなしにこんなこと言うやつがいたらなめてんなと思いますよね!
でもなんていうか、ついこの間まで「社会に出るための準備」をなんにもしていなかった学生さんが就活とかするってときには、企業はもうちょっと歩み寄ってくれてもいいんじゃないかなとも思ってしまいますね。
甘えでしょうか?
新卒の就活は、もっとなにかいい方向に変わっていってほしいですね。
なかなかお互いにとっての「正解」にたどり着きにくいシステムになってしまっている気がします。
転職と新卒と混在してしまいましたが、面接に関して思うことでした。
活動中のみなさん、頑張ってください!
おしまい。